白鳥の歌(コロス)1幕のエチュード
老人
なんてこった。とんだことをしちまったぞ。楽屋でぐっすり寝こんじまった。芝居はとっくの昔に終わって、みんなかえっちまったってのに、俺と来たら、いい気持ちで高いびきだ。すっかり酔っぱらって、座ったまま寝むっちまったってわけだ・・・なんて様だ・・・人間、年は取りたくねえもんさ。
エゴールカ・・・エゴールカ・・・ペトルーシカ・・・奴ら、寝ちまいやがったな、くそ、おーい・・・・何も聞こえやしねぇ・・・こだまさえ返ってこねぇ・・・そうだ、今日はこの小屋の50周年祝儀興行だった。そうだ、今日奴らに、よく働いてくれた駄賃として三ルーブルずつやったっけな・・・それじゃ、探したって見つかるわけねぇや・・どっかへ繰り出しちまったのさ・・・うん・・・奴ら、小屋に錠をおろしちまったろうな・・・ありゃ・・・全く馬鹿げた話さ・・・いい年こいて、浴びるほど飲んでおきながら、何が嬉しくって、何が悲しくって飲むんだか、テメエでもわからねえんだからな・・・頭はずきずきするし、吐き気はするし、身体中寒気は走るし、おまけにまるで穴ぐらにでも入ったみたいに、心の中がひんやりとして真っ暗だ・・・何しろ、いい年なんだからな・・・いくら誤魔化したって、空元気出したって、羽目外してみたところで、どのみち俺の人生は終わりなんだ、終幕にはいっちまったって訳だ・・・
六十八才ともそろそろお別れなんだし・・・あれもこれも何もかも取り返せるもんじゃなし・・・ビンの酒はすっかり飲み尽くしちまって、今じゃ、底にほんの少しばかり残っているだけさ・・・残っているのは滓ばかりだ・・・そうだとも・・・そういうことさ・・・否が応でも、亡者の役を稽古しておくときが来たんだ。死神はもうそこまで来ているんだものな・・・(前方をすかしてみる)それはそうと・・・俺の舞台生活も四十五年になるが、真夜中の小屋を見るのはこれが初めてかも知れなねえな・・・そうだ、初めてだ・・・こいつは珍しいや・・・へえ・・・なんも見えやしねえ・・・(前へ進み)うん・・・プロンプターボックスがぼんやり見えるぞ・・・その向こうが譜面台で・・・あれが指定席だな・・後はなんもかんも真っ暗闇だ・・・真っ暗な底なしの穴か、まるで、死神のひそんでいる墓穴みてぇだ・・・湿った冷たい風が吹きよせて、亡霊を呼び出すにはもってこいの場所だ・・・おーーーい、出番だぞ・・・(耳を澄ます)おーーーい・・・うん・・・俺は今・・・生きているんだよな・・・まだ死んじゃいないよな・・・あれ!?・・・エゴールカ、ペトルーシカ、どこにいるんだ、返事をしてくれ・・・おーーーい・・酒はやめるんだな・・・酒はやめよう・・・人間、六十八にもなりや、朝の教会へお参りをし、死ぬ心構えをしているっていうのに、この俺ときたら、汚らわしい台詞を口にしたり、下卑に所作を繰り返したり・・・おまけにこの薄汚れた衣装ときたら・・・なんて様だ・(かがみ込む)老臭だ・・(衣装の臭いを嗅ぎ)老人の臭いがする。早く戻って着替えちまおう。こんな風に夜通しここにじっとしてたら恐ろしさのあまり死んじまうかもしれないからな。
老人
(悲鳴、後ずさり)誰だ?何のようだ?誰だ、一体?
ニキータ
私ですよ!
老人
誰だ、お前は?
ニキータ
私ですってば・・・プロンプターのニキータ・イワヌイッチですよ・・・・ワシーリ・ワシーリッチ、私ですよ!
老人
私?・・・ああ、お前か・・・なんだ・・・ニキータか。なんでお前がここにいるんだ?
ニキータ
私ゃ、ここの楽屋に寝泊まりしてるんで。ただ、どうかお願いですから、座長さんには仰らないで下さい・・・他に寝るところも御座いませんので。ほんとなんですよ。
老人
なぁ、ニキータ、全く呆れかえるじゃないか・・・もぎたてのリンゴや焼きたてのピロシキ、花束まで贈ってくれたり、みんな大喜びで見ていたくせに、誰一人、この酔いどれの年寄りを起し、家へ招待してくれる者はいないんだからな・・・情けないよな・・・この俺が身寄りのない哀れな年寄りだってのによ・・・おっつけお迎えがある身だってのによ・・・冷てぇよなぁ・・・なあニキータ・・・行かないでくれ・・・俺は一人でいるのが怖いんだ、一人でいるとな、自分が今、生きているんだか・・・死んでいるんだか・・・どっち何だか・・・わからなくなることがあるんだ、それが怖いんだ・・・とても、怖いんだ・・・
ニキータ
(優しく、丁寧に)さあ、ワシーリ・ワシーリッチ、もうお家へお帰りになる時分で御座いますよ。
老人
(蝋燭を吹き消す)帰るもんか。俺にゃ家なんかないんだ。あるもんかそんなもん。
ニキータ
やれやれ!お住まいになってらっしゃる所まで、お忘れですか!
老人
あんな所へは帰りたくない。嫌なこった!あそこへ帰ったって俺は一人きりなんだぜ、ニキータ。野中の風みたいにまるっきり独りぼっちさ・・・俺は一人でいるのが怖いんだ、一人でいるとな、自分が今、生きているんだか・・・死んでいるんだか・・・どっち何だか・・・わからなくなることがあるんだ、それが怖いんだ・・・とても、怖いんだ・・・俺にゃ、暖っかく寄り添ってくれる者も、優しい言葉をかけてくれる者も、酔っぱらったときに寝かせつけてくれる者もいやしない・・・
ニキータ
俺はいったい誰の者なんだ?誰に必要なんだ?誰が俺を愛してくれる?誰も愛しちゃくれないんだよ、ニキータ・・・お忘れですか?見物衆が愛してるじゃありませんか?ワシーリ・ワシーリッチ
老人
見物衆なんざ、もう家に帰って、寝ちまってるよ。こんな道化役者のことなんぞ、すっかり忘れちまってらなぁな。
ニキータ
そうとも、俺は誰にも必要のない人間なんだ。誰も俺を愛しちゃくれないのさ・・・さあ・・・さあお休みになる時間ですよ。お休みにならなくてはなりません。
老人
こう見えたって俺は人間なんだぜ、俺だって生きてるんだ・・・俺の血管にはちゃんと真っ赤な血が流れてるんだ・・・
ニキータ
俺はな、これでも貴族なんだぜ、ニキータ!いい家柄なのさ・・・こんな泥沼にはまりこまない頃にゃ軍務についてたんだ、砲兵隊だったよ・・・
老人
あの頃は俺も立派な若者だったぜ、男前もよかったし、正直で、勇気があって、熱血漢だった・・・そういうものはみんな、一体、どこへいっちまったんだろう?・・・
ニキータ
ニキータ、その後だって俺は立派な役者だったんだぜ・・・ああいうものは一体どこへ消えちまったんだよ、あの時代はどこへいっちまったんだよ。
老人
・・俺は今・・・この真っ暗な穴を覗いてみて・・・何もかも思い出したよ。何もかな、この穴が・・・四十五年もの間・・・俺の役者人生を食い荒らしやがったんだ・・・花も実もある人生をよ、ニキータ・・・今、こうして・・・この真っ暗な穴を覗いているうちに、俺には何もかも、余すところなく、はっきりわかってきたよ・・・・
ニキータ
・・・青春の喜びも、輝きも・・・女の情も、貞淑もな、女ってものはさ、ニキータ!・・・ワシーリ・ワシーリッチ、お休みになる時間です。明日の舞台に差し支えます・・・
老人
今でもはっきり思い出すぜ、俺がまだ若手俳優で、やっと芝居の面白みがわかってきた頃にな、ある女が俺の舞台を見てすっかり熱を上げちまったのさ。まるでポプラみたいにすらりとした、垢抜けた女でさ、年も若いし、純情で、清らかで、おまけに夏の夕焼けみたいに情熱的なんだ。その娘の碧い眼でじっと見つめられたり、あの魅力的な微笑みを見せられたりしたらどんな偏屈だって一溜まりもありゃしない。
ニキータ
海の波は岩にあたって砕けるけれど、あの娘の房房した巻毛の波には、岩も、氷山も、雪の塊も勝てるもんじゃなかった。
老人
・・・今でも憶えてるよ。あれは、智慧の悲しみが跳ねた後だった。俺はその娘の前に立っていたんだ・・・・
ニキータ
そのときの彼女がまた、かつてないほどの美しさでな、俺を優しくじっと見つめるんだが、あの眼差しは墓穴に入っても忘れらない・・・
老人
優しくって、艶っぽくって、深みがあって、若さにきらきら輝いていたっけ・・・俺は酔いしれたような幸せな気持ちになって、その女の前にひざまずくなり、幸福を授けてくれって頼んだのさ・・・・
ニキータ
ところが彼女は・・・・その娘はこういうじゃないか、じゃ舞台をすててちょうだい!・・・・・
老人
舞台を捨てろだと・・・わかるかい?役者に熱を上げることは出来ても、そいつの女房になるのは真平ごめん、ってわけだ。
ニキータ
忘れもしない、あの時、俺のやっていたのは、これがまた愚にもつかない道化役だった・・・・
老人
俺は舞台をつとめながら眼の開く思いだったよ。神聖な芸術なんてものはありやしない、何もかも嘘と偽りなんだ、俺なんざ、所詮、奴隷なんだ、他人の暇つぶしの慰み者だ、ピエロだ、河原乞食なんだってことがその時、初めてわかったのさ。
ニキータ
観客ってものが、その時初めてわかったよ。それ以来、俺は拍手も、花束も、熱狂も信用しなくなったんだ・・・そうともさ、ニキータ、お客は拍手を送ったり、1ルーブルはずんでブロマイドを買ったりするけど、所詮俺って人間は赤の他人なのさ、奴らにとっちゃ俺なんかゴミに過ぎないんだ、女郎みたいなもんさ・・・奴らは虚栄心を満足させるために俺と近づきになろうとしているだけで、自分の妹なり娘なりを俺の嫁にくれるところまでは身を落としたくないんだからな・・・・俺は見物衆なんて信用しちゃいないよ・・・
老人
・・・・信用しないともさ・・・・
(二人、沈黙)
ニキータ
ワシーリ・ワシーリッチ・・・・・そのお話、夕べもお聞きしましたっけ・・・おとといも・・・さきおとといも・・・さ、家へ帰りましょう、私、お送りします・・
老人
俺はその時で、すっかり目が醒めちまったのさ・・・・それにしちゃ、ずいぶん高い授業料だったけどな・・・俺はその一件以来、つまり、その娘のことがあって以来、あてもなくさまよいだして、先のことも考えずに行き当たりばったりな生活を送るようになっちまったのさ・・・
ニキータ
舞台では道化だの三枚目なんぞをやっちゃ、精一杯悪ふざけして、常識的な連中を、世の利口どもを堕落させてきた、かつては立派な芸術家と仰がれ、すばらしい天才とたたえられた、この俺がよ、俺はせっかくの才能を地に埋めちまったんだ。台詞にも品がなくなって、崩れるばかりだし、演技の型も手本を見失っちまった・・・・
老人
・・・この真っ暗な穴が俺を食い尽くし、飲みこんじまったんだ!長い長い時間をかけてな・・・さっき、目が醒めた時、ふと、振り返ってみたら俺ももう、六十八だものな。今頃になってやっと、テメエの老いぼれ加減に気がついたって訳さ・・・もう手遅れだ、何もかも・・・もう俺なんぞの出る幕じゃないんだ・・・出る幕じゃない・・・
ニキータ
・・ワシーリ・ワシーリッチ、もうお休みにならなければなりません・・・私は、明日も、明後日も・・・あなたの舞台が見たいのです。・・・さあ、帰りましょう。今日は私がお送りします。
(ワシーリ、突然ニキータの蝋燭を吹き消す)
老人
それにしても大した才能だったんだぜ、すばらしい演技力だったんだ。お前にゃ想像もつかないだろうけど、大した朗誦術だったんだ。力強くて、しかも優雅でさ、この胸の内にどれほど多くの琴線が秘められていたことか、息も詰まる位さ、え、ニキータ、なぁ、ニキータ、まあ、聞いてくれよ・・・待てよ、まずは肩慣らしからだ・・・・じゃあ、な・・・「ボリス・ゴドゥノフ」の一節をな
ボリス・ゴドゥノフ
ヨアン雷帝の御霊が、余を皇子に選び、墓の中よりドミートリイの名を授け給うたのだ。余をかこむ人民の心を憤りに燃え上がらせ、ボリスに余の生け贄たる運命を負わせたのだ。余は皇子だ。もう良い。破滅か王冠かがロシアで余の頭を待っているのだ。
老人
・・どうだい・・・あまりでかさないか・・・まあ、肩慣らしだからな・・・じゃあ、な、今度は、「リア王」だ、いいな、いいか・・・・墨を流したような空に、激しい雨、雷鳴がとどろき渡り、稲妻が空を切って走る。
リア王
怒れ、風よ!おのが頬の破れるまで吹きまくってくれ!
汝、淀める水よ、激流となって荒れ狂い、王宮の塔も、風見も洗い流してくれ!
汝、疾風の如き稲妻よ、樫をも倒す雷神の矢の先触れよ、この髪白き頭に落ちてくれ!
全てを揺るがす、天の雷神よ、森羅万象を打ち砕き、この地球を押しつぶしてくれ、
恩を知らぬからを生みいだす
全ての種を風に吹き散らしてくれ!
老人
おい、早く道化の台詞をつけろ(ジタンダ)早く道化の台詞をやれよ、急ぐんだから
ニキータ
(道化の役をやる)「どうしたんだい、とっつぁーん?俺だったら、こんなどしゃ降りの中をうろつくよりも、家にじっとしてる方がいいと思うがな?ほんとによ、とっつぁーん、あんたも娘さん達と仲直りした方がいいよ。こんな晩は、利口であろうと阿呆であろうと、やなもんさ!」
リア王
力の限り吹きまくってくれ!風よ吹け、雨よ降れ、雷よ轟け、稲妻よ燃えろ!余を哀れむことなぞあるものか?火も風も、雷も雨も、世の娘ではないのだ!
老人
どうだい、大した迫力じゃないか・・・これぞ天才さ、まさに芸術家だ・・・何か他にないかな・・・何かこう・・・年寄り風なんぞ吹き飛ばしちまうようなものは・・・そうだ(笑い)「ハムレット」をやろう・・・いいな、いいか、例の場だ!
ニキータ
王子様、恐れながら一言申し上げたいことが。実は陛下様、お母上様におかせられましては、お引き籠りになられて、痛く御不快のご様子で御座います。
ハムレット
君は何も知らない。知ったこっちゃないんだな。おい、笛師!その笛をこっちへくれ!(ニキータに)君は、僕の後ばかりつけ回しているようだな
ニキータ
いえいえ、王子様、それというのも皆、王子様を思う真心と、陛下に対する忠義のさせるワザで御座います
ハムレット
何の事やら、よくわからんよ、さ、何か吹いてくれ!
ニキータ
私は吹けませんので、王子様
ハムレット
頼むからさ!
ニキータ
本当に吹けないので御座います、王子様!
ハムレット
いいから、吹いてくれよ!
ニキータ
わたくし、一向に心得がないもので
ハムレット
こんなのは優しいもんさ、嘘をつくのと同じくらいにな。笛をこう構えて、口をここへあててさ、指をこうやれば、ひとりでに良い音がするんだ!
ニキータ
全く習ったことが御座いませんので
ハムレット
それなら、答えてみろ、君は一体、この僕を何だと思ってるんだ?僕の心を思うままに奏でようとしてるくせに、こんな笛さえ吹けないのか。僕が、この笛よりも扱いやすく、単純だとでも思ってるのか?僕を何に見立てようと、それは君の勝手さ。しかし、僕を苦しめることは出来ても、弄ぶわけにはいかないぞ!
(二人、声を上げて笑い、拍手する)
ニキータ
ブラボー、アンコール、老いぼれてなんかいるもんか、老いぼれていやしないとも、血管という血管から力が泉のように湧き出してくるぜ
老人
そうともさ、これが若さなんだよ、新鮮さだ、生命力だよ、ええ、ニキータ、天才は老いを知らず、さ!
ニキータ
全く、大したもんさ、
老人
いいか、今度は一つ趣を変えて、実にシンプルな、デリケートな、素晴らしい音楽を聴かせてやろう、いいな!
ニキータ
しっ・・・・静かに
ポルタワ
ウクライナの夜は
静かだ
空は澄み
星は輝く
大気はおのがまどろみを破る気配すらなく
銀色に輝くポプラの葉が
かすかに
さやぐ
月は中天にかかり、青々と、
城塞の町の夜に輝き、
領主達の栄光の庭と、
古錆びた城塞を照らし出す
ひっそりと、
全てが、
静まりかえっている
(木戸の開く音)
老人
何だ、あれは?
ニキータ
ペトルーシカとエゴールカが帰ってきたんでしょう
老人
おーい、こっちへ来いよ、ペトルーシカ、エゴールカ。出番だぞー
ニキータ
ペトルーシカ!エゴールカ!
老人
老いぼれてなんぞいるもんか、でたらめばかりいやがる(楽しそうに笑う)・・・何を泣いているんだ・・・馬鹿だな(ニキータを抱く)なんだって、べそをかいてるんだ・・・
ニキータ
泣かなくたっていいじゃねえか・・・芸術や天才のあるところには、老衰なんてあるもんか、孤独も、淋しさもありやしないよ、死神だって
(二人、笑いあう)
老人
・・そうじゃないな、ニキータ、やっぱり俺たちの出る幕じゃないんだ・・この俺が天才なんぞであるもんか・・・絞り尽くしたレモンさ・・・さびちまった馬蹄だよ・・・俺なんぞが天才でたまるかい、まじめな芝居だったら、せいぜいフォーチンブラスの侍従くらいが関の山さ・・・
ニキータ
それでさえ、もう年で駄目だ・・・
老人
ニキータ、お前「オセロ」の中のこういう場面を憶えているかい?
オセロ
静かな、満ち足りた暮らしにも、これでお別れだ!
素晴らしい軍隊にも、野心を勇気にたたえるいくさにも、これでお別れなのだ。何もかも、これが見納めだ!
愛馬の嘶きにも、ラッパの音にも、鼓笛の響きにも、帝王の御旗にも、名誉にも、栄光にも、尊厳にも、戦場での胸のときめきにも、これでお別れなのだ!
ニキータ
天才だ!やっぱり天才ですよ!ワシーリ・ワシーリッチ!そして、これだ、ニキータ、こういうのがある!
知恵の悲しみ
モスクワを離れよう!こんな所へなんぞ、二度と来るものか。後をも見ずに逃げるんだ、傷ついたこの気持ちを休める場所を求めて、世界中訪ね歩くんだ!馬車を引け、馬車だ!